研究会のイベントは、「活動実績」タブを参照して下さい。ここでは、最も参加者数が多かった下記講演会の次第のみ紹介します。


講演会『沸騰研究の来し方60年を振り返る』




日時: 20141025日(土) 
    10:0017:50 (意見交流会 18:0020:00

場所: 東京大学 本郷キャンパス 工学部2号館 221号講義室

主催: 日本機械学会 熱工学部門 相変化研究会
主査: 小泉安郎(JAEA
幹事: 大竹浩靖(工学院大)、永井二郎(福井大)




趣旨: 沸騰研究は、100年近い歴史を持ちますが、未だ多くのことが未解明と言って過言ではないと思われます。実用、日常の生活を考えた場合には、何の不自由もなく沸騰現象を使いこなしているのではありますが。日本での沸騰研究は、第2次大戦の終了後、社会が落ち着いてからとして、おおよそ60年の歴史ではないかと思われます。日本機械学会熱工学部門相変化研究会では、機械学会から沸騰分野の専門書として最初に出版された『沸騰熱伝達』、その後継の『沸騰熱伝達と冷却』に引き続くものとして、現在迄の日本の沸騰研究の成果と最先端をまとめることに主眼を置いた『Boiling』出版を企図しています。そのような折、今般、講演会『沸騰研究の来し方60年を振り返る』を開催いたすことになりました。現在の沸騰研究は、これまの諸先達のご業績の上に成り立っています。諸先達を思い起こし、これまでの研究を振り返り、今後へ思いを起こす一時といたしたく、皆様には是非の御参加を願います。


 

次第:

Chair Y. Takata (Kyushu Univ.)

10:0010:05 Opening SpeechM. Monde (Kyushu Univ.)
10:0510:45 Professor Shoji's Outstanding Contributions and Our Current Understanding of Boiling Phenomena S. Kandlikar (RIT)
10:4511:25 Bubbles Interaction from Artificial Cavities in Pool Boiling K. Sefiane (Edinburgh Unv.)
11:2512:05 IR Techniques to Measure Boiling Heat Transfer Coefficients J. H. Kim (Maryland Univ.)

12:0513:15 昼食 (Lunch Time)




 

司会 永井二郎 (福井大)


13151320 開催挨拶 (小泉安郎 相変化研究会主査 (JAEA)

13201405 私が出会った沸騰研究の先達 (庄司正弘)
14 : 05〜14 : 50  鳥飼先生の思い出;気泡微細沸騰研究のこれまでとこれから(鈴木康一(山口理科大))

14501505 休憩
15:05〜15:30 甲藤・庄司研究室で教わった沸騰研究と心構え(門出政則(九大))
15301555 植田先生、田中先生を偲んで;駆け出しの頃 (小泉安郎(JAEA)

15551620 棚澤一郎先生:滴状凝縮研究の頃から(宇高義郎(横浜国大)

16201645 Heat transfer family of Kyushu University founded by Prof. Yamagata and Prof. Nishikawa(高田保之(九大)
16 : 45〜17 : 10 沸騰からナノ・マイクロスケール現象への展開(丸山茂夫(東大))
17:10〜17 : 35 甲藤・庄司研究室時代の思い出 (原村嘉彦(神奈川大))、小野直樹(芝浦工大))

17351750 閉幕挨拶 原村嘉彦(神奈川大)



意見交流会 

18002000 2号館展示室にて

参加費: 一般\4,000  学生\1,000 (意見交流会参加費として)