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学習プラン(単位チェック表付)
 3. 共通教育科目について
(1)科目の構成と単位数
○共通教育科目(38単位以上)
 共通教育科目は,大学教育入門セミナー,基礎教育科目(「外国語科目(英語)」,「外国語科目(第2)」,「保健体育科目」,「情報処理基礎科目」),教養教育・副専攻科目の3つに分けられます.簡単にそれらを説明します.

■大学教育入門セミナー(2単位):共通講義(6回)と個別授業(各学科で実施)からなる.
■基礎教育科目

●外国語科目
 (第1外国語:英語4科目8単位,ただし,留学生は日本語4科目8単位で代替可能)
 (第2外国語:ドイツ語・フランス語・中国語のうち1つについて2科目4単位)
●保健体育科目
 (保健体育または体育,2単位)
●情報処理基礎科目
 (2単位)
■教養教育・副専攻科目(20単位以上)
●A群:共通教養・副専攻科目
 社会,人間,文化,技術,自然の5分野で,いくつかの系として構成されている教養科目群
●B群:専門教育・副専攻科目
 工学部各学科,教育地域科学部の各課程で開講される専門教育科目の内から指定されている科目からなる教養科目群

(2)共通教育科目(教養教育・副専攻科目以外)の概要と履修の要点
 共通教育については,共通教育履修要項に基づいて詳細な説明が「共通教育履修の手引き」に記載されています.ここでは,その要点と,工学部における教育制度との関わりを中心に説明します.

■「大学教育入門セミナー」
 大学教育入門セミナーは,大学生としての自律的な行動のできる素養を涵養することを目指したもので,原則として毎回必ず出席しなければなりません.共通講義は大学全体で共通に開講される講義形式の授業です.
■「外国語科目」
 第1外国語は英語で,2年次まで各期1科目ずつ開講されます.第2外国語は,1年次のうちに2科目を履修します.留学生に対しては別の配慮がありますから,詳細は「共通教育履修の手引き」を参照してください.
■「保健体育科目」
 これは「保健体育」と「体育」の2つの科目からなっています.教員免許(高校一種,工業,あるいは数学または理科)を取得しようとする諸君は,「体育」科目を履修しなければなりません.
■「情報処理基礎科目」
 コンピュータリテラシ(コンピュータとネットワークを使うための基本的な操作の修得)を目指した実習を中心とする科目です.最低限の必要な知識について,共通のガイドブックを作成して配布し,解説します.それ以外の知識については,本学科で開講される関係科目や,市販のテキストなどを利用して修得してください.
 以上の科目はすべて必修ですから,単位を落とすと(不合格の場合)次の年度に再履修しなければなりません.

(3)共通教育科目(教養教育・副専攻科目)の概要と履修の要点
 教養教育・副専攻科目は,履修登録する上で,制限事項などに十分に注意し,混乱が生じないようにしてください.

○履修制限
 教養教育・副専攻科目は,A群(共通教養・副専攻科目)とB群(専門教育・副専攻科目)からなります.A群:共通教養・副専攻科目は,いわゆる教養科目と呼ばれてきた科目群のことです.B群:専門教育・副専攻科目は,工学部と教育地域科学部によって開講される専門科目の科目群(専門科目の全部がB群というわけではない)からなります.趣旨は,自分が主として専攻する専門分野以外の分野に関する知識は,広い意味では教養である,という思想によっています.他学科,他学部で開放されている専門講義を聞くことによって,幅広い知識を習得するきっかけになればこの趣旨が生かされます.
 そのため,B群の機械工学科開講科目はもちろん,機械工学科の学生が教養として履修するには専門に近いと判断された科目群(系)は,その学科の教育方針に従って履修制限を行っています.したがって,A群,B群とも,機械工学科で履修制限がなされていない系の科目を履修して下さい.

○履修方法(教養教育・副専攻科目)
 教養教育・副専攻科目の履修方法は次の3つの区分に分けられています.上に示した履修制限のある系や科目は履修することはできません.
■均等履修:

○1〜3年次で履修
○A群の5つの分野から1科目ずつ以上,10単位以上
○この中の第4もしくは第5分野のいずれかの1科目については,B群から履修してもよい
■集中履修:
○2年次,3年次で履修
○A群,B群のなかのいずれかの同一の「分野」から3科目6単位以上
■自由選択:
○均等履修と集中履修で20単位に満たない場合は,20単位以上になるまでA群とB群から自由に履修して下さい

○副専攻の認定
 自分の個性や興味に応じて,あるいは,将来,仕事などで役に立つ可能性が高いと考えて,自分の専門以外の同じ系の科目を集中的に履修すると,副専攻を履修したことが認められ,「○○系副専攻」が福井大学によって認定されます.副専攻は,次の条件を満たし,申請した学生にのみに認められます(従って,副専攻は必修ではない).その条件は,集中履修と自由選択を合わせて同じ系の科目を10単位以上修得した場合です.2つ以上の副専攻は認められません.均等履修でたまたま同じ系の科目の履修があった場合は,12単位以上修得しなければなりません.副専攻制度は,2つの専攻(あなたの専門である機械工学専攻と副専攻)を深く勉強することが望ましいという考えから福井大学で独自に採用されました.

○専門科目の他学科受講制度との関係
 機械工学科で開講していない他学科の開講科目を,専門科目として履修することを一定の範囲で認めています(他学科受講と呼ばれている).教養教育・副専攻科目のB群に指定されている科目も他学科受講の制度で履修できます.したがって,同じ科目でも,ある学生は他学科受講で専門科目として履修し,別の学生は教養教育・副専攻科目として履修している,ということが起こります.しかし,教養教育・副専攻科目として履修し単位修得した科目は,当然ながら,他学科履修の対象科目とすることはできませんし,逆もできません.

○他大学の開講科目の履修について(単位互換制度)
 1999年度以降の入学生については,2年次から単位互換協定に基づいて,他大学での開講科目の一部が履修可能です.協定大学は,福井県立大学,仁愛大学,仁愛女子短期大学,敦賀短期大学,放送大学の5校です.協定に従って受講が認められた科目は,協定校でその科目を履修して,教養教育・副専攻科目あるいは専門教育科目の単位として読み替えることができます.詳細は別途配布される手引きを参照して下さい.


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