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特色ある取組〜国際交流による教育研究活性化〜
国際交流による院生の教育・研究意識の啓発
(交流協定校との国際共同セミナーの継続的・発展的開催)
 (5) 取組の有効性
 本取組は,院生の国際交流経験を積む機会を与え,また研究のモーチベーションを向上させることを目的としている.参加した院生からはほぼ例外なく,「英語で議論する経験ができて,参加して良かった」「外国の院生と直接交流ができて,研究をする上での刺激を受けた」等の感想を得ている.また,国際交流経験と研究モーチベーション向上双方の教育上効果を測定する評価方法は,個々の院生については難しいが,本専攻全体の傾向を示すものとして,国際会議での発表論文数が考えられる.図6は,平成7年度から平成16年度までの国際会議発表論文数の推移を示したものである.図中には,各年度の入学院生数も併記してある.機械工学専攻全体の院生数はこの10年間30名前後でほぼ一定であるにも関わらず,国際会議発表論文数は本取組を契機に明らかに増加傾向にあり,「院生の研究モーチベーション向上」と「国際交流経験の積み上げ」が徐々に達成されてきていることを間接的に示している.

 本取組を毎年実施することは,少なからず教員(特に幹事役の若手教員)の負担とはなっているが,前述のように,修士課程院生の教育・研究意識の啓発の有効性を考えて,今後も継続的・発展的に実施する方向で専攻内のコンセンサスが得られている.


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