特色ある取組〜国際交流による教育研究活性化〜 |
国際交流による院生の教育・研究意識の啓発
(交流協定校との国際共同セミナーの継続的・発展的開催) |
(3) 取組の特性
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@教育効果を上げるための工夫
本学開催の場合,修士課程院生全員が研究発表(口頭またはポスター)する.希望者のみの発表とすると,国際交流の経験を積むという教育効果達成が著しく損なわれる恐れがある.また,「全員が発表する」ことと「地元開催」ということから,修士課程院生は比較的安心して初の国際共同セミナーでの発表を行うことが期待できる.
相手校開催の場合,参加教員は予算の都合上10名程度に限られる.同様に参加する修士課程院生数も10名程度に限られる.しかし,参加する院生は「専攻内の複数教員の引率」のもとで,効果的かつ比較的安心して初の海外国際共同セミナーに参加することが期待できる.
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A人間的成長の促進のための工夫と現代的課題に対する対処

真の国際的人材は,単なる英語能力を身に付けるだけでは不十分であり,本取組のように実際に外国人と密接に仕事(研究)の上で交流することで育成される.また,本学院生には出来るだけ相手校の院生同士で交流を深めるよう,院生だけの食事会を設ける等,工夫を行っている(図4参照).
(2)取組の実施プロセスの@で述べたように,高度な専門知識を有しかつ国際交流経験のある技術者は,現在から将来にかけてニーズが極めて高い.しかし,大学院修士課程において,国際交流の場を組織的に設けることは困難であった.本取組により,本専攻の修士課程院生は特別な困難も無く国際交流の経験を積み,幅広い視野を得ることができる.
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