太田研究室 Ohta laboratory

機械工学専攻
,福井大学

English
研究

1.マイクロバブルの輸送


  マ イクロバブル(以下,MB と称する)
は小さな気泡で,MBの技術は日本で開発された環境に優しい技術である.環境問題についてMBは近年非常に注目されている.
  例えば,MB は,洗浄(様々な対象),油脂の付着した物体の洗浄,生物の活性化等で試行され一部実用化されている.さらに,農業,漁業,医療への応用など,マイクロバブルの応用範囲がま すます広がりつつある.
 本研究はMBを様々な場所に輸送することが望まれるので,マイクロバブルの輸送を対象とする.本研究は,マイクロバブルの群れの輸送する方法として,超音波照射による輸送を研究している.多様な条件の中から最適な輸送方法を明らかに することを目的としている.


                            
                                                           (太田研究室撮影)


2.超音波照射下の液中のマイクロバブルと液の流れの挙動(科学研究費)


  マ イクロバブルの群に超音波照射した際の気液の流れ特性が未解明である.画像処理を用いてマイクロバブルだけあるいは液相だけとして流れ場を測るのでは なく,PIV(粒子画像計測法:輝度分布相関法)やPTV(粒子追跡法)によって,マイクロバブルと液の流れを同時に測定して,相互の挙動を明らかにしよ うとしている.


           水平方向に超音波を照射した時のマイクロバブルの速度分布(太田研究室測定)



3.超音波の液中の微粒子挙動に及ぼす影響

 液中の粒子の分離,分散,その他のプロセスに,超音波が使用できる.しかし,超音波を照射した際の,微粒子挙動は必ずしも全容が明らかとなっていない.そこで,多くのパラメーターに対して
液中の粒子に超音波を照射し,粒子挙動を分類し,明らかにすることを目的としている.


4.画像処理によるMBと液流れの同時測定

 マイクロバブルと液の流れ場を可視化と画像処理によって同時に測定することを進めている.


5.超音波の引き起こす音響流(科学研究費)


 超音波を照射すると流れができる,これを音響流という.超音波は容器の外部から内部に照射できるので,容器内部にポンプが取り付けられない場合に内部に流れを作ることができる.
しかし,固液混相媒体に関する音響流の特性はよく分かっていない.本研究はそれらを明らかにすることを目的としている.

     
                   アルミ剥片の運動状況を可視化(太田研究室撮影)


6.分岐管による固液二相流の分離特性


分岐管による固液二相流の相分離の研究はあるが,特殊な条件下のものである.このような現象を無次元パラメータで整理することを目的としている.


7.超音波の生産技術への応用
(企業との共同研究)
 説明を省略する.





























































































































































































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