羽ばたき翼の非定常流体力発生機構と推進機関への応用
昆虫は揚力と推力を生み出すために羽ばたきの機構を利用し、離着陸やホバリングを行なっています。しかし、Weis-Foghは一般的な航空機の設計に用いられる定常翼理論を用いると昆虫がホバリングで自重を支えることが不可能であることを示しました。その後、Dickinsonらにより微小昆虫独特の非定常流体力発生機構が説明されました。本研究では、非定常流体力発生機構の1つであるウェイクキャプチャ並びにラピッドピッチローテーションに着目し、これらを推進機関として応用する研究に取り組んでいます。
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