8.2 就職に関して入学時から心掛けてほしいこと
1. 自分の適性を知ること
最近は,どのような企業でも就職試験に適性検査を課しています.企業は,消極的より積極的な人,内向的より外向的な人,自己中心より協調性のある人,バイタリティがあり未知のことに果敢に挑戦する人,独創性のある人を求めています.しかし,全てを満足するような人はいません.就職支援室や生協では,3年生を対象とした就職説明会の開催時に適性試験の模擬試験を行っています.3年生に限らず,低学年でも受験できますから,できるだけ受験してみて下さい.そして,自分を知り,自分に足りないところを部活動などによって変えていくように心掛けて下さい.
2. 他の人にない特徴をもつこと
単に成績が優秀だけでは内定をもらえません.英語力(福井でも受験できるようになった TOEIC(500点以上を取って申請すると英語の単位が認定されます),TOEFLなどの受験,コンピュータ能力(情報処理技術者試験の受験)など学業以外に,他の人とは一味違うものも身につけて下さい.特に就職に臨むまでに英語力とコンピュータ能力を身につけるように努力して下さい.部活動で国際大会や国内大会に出場し,入賞することもアピールできる良い特徴になります.就職に臨むまでに英語力とコンピュータ能力を周りの人以上に身につけるように努力してください.
3. 自分の意見をはっきり述べることが出来るようになること
就職試験では面接が非常に重視されます.内容を吟味して自分の意見を要領よくまとめ,それを面接官に分かってもらえるように表現することが求められます.日頃から,友達や先生との会話の中で訓練しておきましょう.
4. 出来るだけ留年しないこと
人物本位を第一に,学業成績をそれほど重視しない時代になっているとはいえ,成績は悪いよりは良い方が好ましいに決まっています.ガリ勉になる必要はありませんが,勉学不良による留年は一番嫌われます.もし留年しても,部活動で国際大会や国内大会に出場し入賞するなど相手を納得させる理由が必要です.それも1浪1留までが限度です.