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就職活動
 4. 就職活動の進め方
4.1 資料請求(企業へのアプローチ)
 就職活動では,自分自身が必要としている情報を的確に収集し分析して行動することが重要です.その際のポイントは,情報の幅広い収集とその中で自分に必要な情報を選択することです.

 企業へのアプローチには,次の方法があります.
@ インターネットによる方法
 最近,ネットを使ったエントリーが主流となっています.パソコンを使ってリクナビや日経ナビあるいは毎ナビなどの就職支援サイトにアクセスし,自分の情報を登録しておくと自分の希望に合った会社の検索や会社にエントリーなどができます.また,希望する会社のホームページからもエントリーできます.エントリーが終了すると,会社から説明会やその他の情報の送信,資料などが送付されます.
A 資料請求による方法
 資料請求ハガキは,就職情報誌に添付の希望する会社の資料請求用ハガキを利用します.また,希望する会社の資料請求用のハガキがない場合は,官製ハガキで請求します.
B 企業説明会・セミナー等に参加する方法
 大学や個々の企業が主催する会社説明会や地方企業などの合同セミナーに参加して企業の情報を得ましょう.エントリーを済ませた会社からは説明会,工場見学の日程等について連絡があります.参加申込み等もリクナビ,会社ホームページから行うことができます.
 学務部就職支援室主催の合同企業説明会や個別企業説明会が開催されています.普段着からスーツに着替えて,是非参加してみてください.
C 学校に来る求人情報を利用する方法
 就職支援室や進路担当の先生には企業の採用動向について多くの情報が入ります.機械工学科では,12月以降から就職関係の情報を2階の就職関係掲示板に掲示しています.
D 親・知人・友人や先輩の縁故または紹介による方法
 縁故者や紹介者の会社との繋がりの程度によって扱いが異なっています.縁故や紹介を受けることが可能であっても,資料請求も出しておくほうが無難です.

<注意>
(1) 資料請求は企業への最初のアプローチ.
 宛先の「人事課行」を「人事課御中」に訂正するなど,社会常識をわきまえて.
(2) 請求企業は絞らないで幅広く.また,大手ブランド企業だけでなく,中堅クラスも視野に.
 関心のある業界・企業へはどんどん出そう.
(3) 「就職ノート」等に資料請求企業リストと請求日を記録しよう.長期間連絡がなければ再請求も必要.

4.2 企業研究(デスクワーク)
 就職活動のフィールドには,実に多くの業界・業種・企業があります.その中から真に働き甲斐のある企業を選んでいかなければなりません.企業の経済活動は,その時々の状況に応じて変化しています.今日の動向について,自分の目指す業界・業種に限定することなく,幅広く研究してみましょう.
 働くことで自分も成長し,企業も発展する.業績が社会から高い評価を受けている企業こそ,真に働き甲斐のある企業といえるでしょう.経営理念,製品開発技術,販売戦略のすべての過程で,従業員と消費者を大切にしている企業です.このような点からも資料収集を進めてみることです(例えば,トップと従業員の相互信頼,消費者ニーズにあった研究開発,生産工程の合理化,収益力,労働組合の有無等).これから10年後,20年後も発展を持続できるかを検討し,自分にとって本当に魅力のある会社を選び出してください.
 デスクワークは,決して「生きた」情報とはいえません.そこには一面的な評価や誤解,一人よがりな判断が入りこみます.それを少しでも正確なものにするために,先輩訪問や工場見学・企業訪問で検討していく必要があります.

4.3 企業研究(行動)
 デスクワークで問題意識を明確にできれば,それを実際に確かめましょう.その具体的な方法は以下の通りです.

@ 先輩訪問
 選考に関わりなく,実際に働いている先輩の声を聞くことができます.
A 工場見学・企業訪問
 理工学部の学生は入社後の職種として,「研究開発」や「生産管理」を希望する場合に大いに参考になります.
B 友人・知人を通じて訪問
 個人的に親しい友人や知人・親のルートを通じて企業の方に会い,現場の声を聞く方法もあります.とりわけ縁故の場合,自分が働く職場や仕事の内容について,相手まかせにするのではなく,自分自身の目で確かめる行動力も発揮してください.

 先輩訪問,工場見学・企業訪問のいずれであっても「聞きたいこと」,「確かめたいこと」を自分なりに整理しておいてください.そして,その内容は簡潔・具体的に話せるようにすることです.失敗するケースの大部分は,これまでデスクワークで学んだ「知識」をダラダラと喋ってしまうことです.社会人として日々現実の問題に対処している人に対して,机上の論理を披露しても相手は興味を持ってくれません.
 工場見学・企業訪問は,企業にお願いし企業の手を煩わすという点で,先輩訪問とは異なった意味を持ちます.実施にあたっては,一層の責任ある行動をとってください.また,採用に直結する場合が多いので慎重に行動してください.


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