第9回日本海トライボロジー研究会開催のお知らせ
(日本機械学会北陸信越支部協賛)
第9回日本海トライボロジー研究会を下記の通り開催致します。皆様におかれま
しては,お忙しいことと存じますが,万障お繰り合わせの上ご参加下さいますよう
お願い致します。
今回は,田中正人先生(東京大学)をお招きし,「すべり軸受の拡張流体潤滑モデ
ル」についてお話をして頂く予定です。従来すべり軸受の性能解析には,等粘度流体
潤滑モデルが広く使用されてきました。しかし,高速すべり軸受の場合には,油膜
中の温度分布,粘度分布を考慮した拡張流体潤滑モデルが必要となります。田中先
生には,その理論の発展と課題,研究の折々に感じたことについて述べて頂きます。
いささか硬い表題ですが,数式などはあまり使わず,考え方や研究の枠組み,苦労
したことや意外な意見などがお話の中心です。
また,当研究会では企業の技術者・研究者にもご参加頂いております。私共研究者
と交流することで,企業が抱えているトライボロジーに係わる問題を解決する糸口に
なることを望んでおります。是非この機会をトライボロジーに関する人的ネットワー
ク作りにご利用下さい。
記
第1日目 2001年6月15日(金)12:00−17:30
工場見学:日本マリンテクノ株式会社 富山工場 13:00−14:30
特別講演:呉羽ハイツ 16:00−17:30
すべり軸受の拡張流体潤滑モデル 田中正人 教授(東京大学大学院)
懇親会: 呉羽ハイツ18:00−20:00
宿泊: 呉羽ハイツ
第2日目 2001年6月16日(土)9:00−12:00
総会: 呉羽ハイツ 9:00−9:30
一般講演:呉羽ハイツ 9:30−12:00
海外報告 スウエーデンとイギリスで見たこと感じたこと 岩井善
郎(福井大学)
窒化チタン複合改質膜による工具鋼の耐摩耗性向上 河村新吾(YKK株式会社)
ティルティングパッドジャーナル軸受の安定性に関する研究 田浦裕生(長岡技術科学大学)
* 会員外参加費:3,000円,懇親会費:8,000円,宿泊費:7,000円(当日会場にて受付けます。)
* 参加申込み期限:2001年6月1日(金)
追 伸
研究会参加申込みは,FAXあるいはEメールにて,(1)新田あるいは(2)松崎まで送信して
下さい。
第1日目の工場見学会場(日本マリンテクノ)と講演会会場(呉羽ハイツ)は離れた場所にあります。
そのため,車で来られる方は12時00分までに呉羽ハイツに,また電車で来られる方は12時20分ま
でに日本通運前(富山駅前)にお集まり頂ければ,バスで送迎致します。
第1日目
田中 正人
先生の講演風景.「すべり軸受けの拡張流体潤滑モデル」について,体験談を交えながら.わかりやすくお話されました.
地元の富山大学や富山県立大学の学生も後列に陣取り,熱心に田中先生のお話に聞き入りました.
午前に工場見学させていただいた,日本マリンテクノ(株)取締役,富山工場長 柏木
昭男 様のご挨拶.
内山 吉隆 先生の発声で乾杯.
富山平野が一望できる呉羽ハイツ(宿泊地)で,一日の労をねぎらいました.田中先生を囲んで,富山湾の鮮魚に舌鼓を打っているところです.
第2日目
総会で選出された次期会長の中川 多津夫
先生のご挨拶.
講師を囲んで記念撮影.